インフルエンザだと思ったら、、
10月の3連休の後、何やら週明け出社してみると妙に調子が悪く。。
「ちょっと風邪気味かなー」なんて思っていたら、夕方過ぎには悪寒が激しく。
早めに帰宅し、グルタミンをいつも以上の多く摂取し、かつ風邪薬も飲んだうえで、ポカリを多めに飲み、首にはタオルを巻き、のどぬ~る濡れマスク&めぐりズムという完全防備体勢。
めぐりズムとのどぬ~るぬれマスク合わせると即寝~るズム(苦しい)
運動を習慣づけてからのこの1年、あまり風邪に本格的にかかることもなく、かかったとしても一晩でこの方法で治してきたので、きっとまたいけるでしょう。
なんて期待しつつ起きてみたらさらに悪化。起き上がるだけでも困難なので、会社に休みのメールを打ち、「インフルの検査を受けてきます」と書き添えておきました(同じ会社内にインフル感染者が出た話があったので念のため)。
歩くのもしんどいので、今まで行ったことないけど、自宅からすぐそばにあるクリニックに向かいます。
熱は38.9℃くらいだったと思います。先生に「会社でインフルの人がいたのでもしかしたらと思って」などと伝えると「うーーん、これインフルじゃないなぁ」と、私の腕を丁寧に診察しています。
喉の海を書き出す地獄の溶連菌検査
「とりあえず検査してみましょう」と持ってこられた検査キット。インフルと言えば鼻の奥に綿棒突っ込む苦しいやつだと聞いていたのですが、
「これはちょっと溶連菌(ようれんきん)を調べるキットです。僕はこっちが怪しいと思うんだよね」
ということで、この溶連菌の採取キットは「長い綿棒を喉の奥に突っ込んで、掻き回す」という嘔吐反射体質の私には地獄のプレイ。もう理性に勝って頭が動いたりしてしまうので、自ら志願して看護師さんに頭押さえつけてもらって動けないようにしつつの採取でした。またこれで熱が上がった気がする。。
そうこうして検査結果が出ると、「陽性ですね。溶連菌に感染してますよ」との説明。数年前に同僚が溶連菌にかかっていたので、おぼろげな記憶があります。
「今、受け入れ先の病院探してるんでもう少し待ってください。この時間なんで見つかりにくくて」
時計は18時近くになっていました。
「この時間から他の病院に行かなきゃいけないんですか?」
もう私はヘロヘロなので、早く熱冷ましでも飲んで寝付きたかったのです。
「うん、溶連菌は他の病気もかかりやすくなるから、ちゃんとした検査を早いうちに受けた方がいいと思います。今○○医大が受け入れOKだってことなんで、今から向かってください。タクシーですぐだから。電車乗るのは難しいだろうから、目の前でタクシー拾って向かってください。あ、でもおそらく入院になるかもしれないから準備できるようならしていって」
独り身の入院の準備とは
私は絶賛一人暮らしのため「入院の準備」と言われてもぱっと思いつきません。
とりあえず旅行用のビジネスバックにパジャマと下着とタオル、あとはケータイの充電コンセントを突っ込んで、もう体力も限界だったのでタクシーで医大に向かいます。
一人暮らしの人間たるもの、いつ何時入院しても大丈夫な準備は簡単にでもしておかなかないとこういう時に困りますね。。
結局ちゃんとパジャマは用意してたのに、パンツだけ忘れてたり、スマホの充電器は持ったのに充電ケーブル忘れたりと、朦朧とした準備だったので、バテバテでありました。
へノッホ・シェーンライン紫斑賞
夜間診療のようなところに通されて、再度の溶連菌検査から採血採尿点滴と目まぐるしく検査を受けさせられ、その間にもここ最近の生活などを質問されます。
大学病院なためか、多くの先生に順番に質問をされてようやく落ち着いて来た頃、点滴の熱冷ましが効いてきたのか、少し楽になってきました。
横についていた物腰が柔らかそうな若い先生に聞いてみました。
「溶連菌ってこんなに身体に赤いぶつぶつができるんですか?」
確かにその時、私の両手両足は異常な発疹が出ていて、最初のクリニックの先生もこれを見て溶連菌を疑ってたっぽかったからです。
「溶連菌で直接発疹が出るってことはないと思います。これはヘノッホシェンラインシハンショな感じがありますね」
「?」
「へノッホ・シェーンライン紫斑症」
ここで好調な私であれば、「なんですかそのノーベル賞でも獲ったような長い名前の人みたいな病名」とか言うんですが、もう喋るのもおっくうなレベルだったので、とにかく話を聞くしかありません。
どうやら溶連菌と同様で、ほとんど子供しかかからない病気らしく、溶連菌とへノッホ・シェーンライン紫斑賞(ややこしい…)を併発したことが珍しく、研修医の先生が色々聞きにきているのだと思いました。
結構記録用のデジカメ写真も撮られまくりで。
「うぅ、、レポート材料にしやがって…(T_T)」
なんて思っても今はまな板の上の鯉。
寝るためだけに帰宅
しばらく休んでいると、先生がまたやってきて「ほんとはこのまま入院してもらった方がいいんですけど、今日もう病室がいっぱいなんですよね。。個室なら入れるんですけど金額が…。症状の峠は過ぎてると思いますし、熱さえ収まっていればこの距離ですし帰宅することは可能だと思うのでどうされますか?」
ということで、一泊○万円という高級ホテルばりの金額にビビリ倒していったん帰宅することに。それでもお会計は3万円程度…!ただクレカが使えたのでTポイントがガッツリ溜まりました。
腎臓内科に回される
そのまま車寄せからタクシーに乗り込み、マンションの玄関前で停めてもらい、なんとか自宅で就寝したかと思ったらまた朝なので、また玄関前からタクシーで医大へトンボ返りです。
で、着くなり採血採尿点滴と同じ流れ。念のため溶連菌検査をしておきましょう。ということで、また喉をほじくり返されの検査です。
「溶連菌、最初に受けた先生のところ以降、こちらでやった2回は陰性なんですよねえ」
つまりは治りかけの段階だったのかも?という話も考えられるとのことです。
この日も終日検査だったのですが、途中で「尿検査で潜血が出てるのが気になる。腎臓にダメージが出ている可能性もある」ということで「腎臓内科」という生まれて初めてかかる科に。
溶連菌のように大人がなると高熱を出すような病気の場合、高熱を出している間に臓器が深刻なダメージを受けてしまうこともままあるようで、そのまま腎不全や透析が必要な身体になるケースもあるとかで、しっかり診察しておいた方がいいです、ということで腎臓内科へ。
担当してくれていた先生曰く、
「今の時点では何ともいえないので、数日後の結果を見ましょう」
とまた数日。週末も家でまだ下がりきってない熱にやられながら過ごし、週明け再度まずは総合診療科へ。
こちらの治療はもう完了でしょう、とお墨付きをいただき、また腎臓内科へ。
「尿検査に潜血とタンパク質が出ているのが気になりますねぇ」
ということで、特に薬とかは処方されずまた2週間後くらいの数値を見ましょう、と。
「その間に気をつけておくことはないですか?運動していいですか?」
という私の問いに対しては、
「うーん、あまり汗かかないくらいに身体を動かすのはいいけど、あまり激しいのはオススメできないですねぇ」と。
「ならばヨガはいかがでしょう?」
「うーん、、、血圧高いからあまり頭を下に持っていくような動きはしたくないなぁ」
ヨガがドクターストップ!?
という感じでこの記事をかいているクリスマス近辺でも引き続き、何故か尿に多少の潜血が混じっているらしく、原因が謎のままであります。そしてこれだけ続けてきた運動生活もピタッと止まったことで、もはや身体がどうなってるのか怖くて仕方ないというのが実感です。
会社も1週間半ほどお休みさせていただいて、社会人生活の中でも初の経験でありました。
まとめ
◆溶連菌とか子供の病気は気をつけましょうね
◆一人暮らしの人は入院の準備をしておいた方がいいかも
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