誰なんだ「メトロポリちゃんV」さんって。

先日の記事では、そもそも「中野区検定という謎の検定の中に、中野区観光大使にまつわる問題があって、一人も名前がわからない…」という話から始まったのですが、中野区観光大使を調べるために訪れた中野区観光協会のサイトがぶっ飛んでて、そこの紹介で話が終わってしまったのでした。

面々が濃ゆい…
いろいろ凄い人だった…
頑張れメトロポリちゃんV！

面々が濃ゆい…

で、中野区観光大使の皆さまなのですが、実際に見てもらえばお分かりになるかと思いますが、一目瞭然に濃ゆい面々であります。。。

どういう人なのか気になるところですが、このページお一人ずつの写真がクリッカブルなのに別に詳細が出たり紹介ページに飛べるわけでもないという不親切設計！せっかく「ちゃんと作られたサイト」って褒めたのにがっかりですよ！

とまぁ、今日はそこはいいのです。とりあえずその濃ゆい面々の中でも一際輝いているのが「メトロポリちゃんV」さんです。「現役ナースな地下鉄の妖精☆」だそうで。。。地下アイドル？

いろいろ凄い人だった…

検索してみるとWikipediaが最初にヒットするのですが、中を見てみるとなかなかのエピソードばかりで。いくつか抜粋させていただくと、、

メトロポリちゃんV（メトロポリちゃんファイブ、8月4日 - ）は日本の地下アイドル、お笑い芸人、看護師。

ということで、ガチで現役の看護師さんなようです。激務の中で表現者活動をされてるんですね…。

2006年10月3日に「東京メトロちゃん」として初ライブ。キャッチフレーズは「地下鉄の妖精」。

旧称「東京メトロちゃん」で、そこで地下鉄の妖精というキャッチフレーズが出てたのですね。てかもう十年選手じゃないですか。。

東京メトロからの訴訟問題

・「東京メトロちゃん」という名前は、「地下鉄の妖精のお楽しみ会」の中で、その場のノリで地下アイドルから「地下鉄」→「メトロ」、そして苗字は「東京」にして名付けたという設定。
・雑誌『サイゾー』2008年3月号のインタビューで「東京メトロのキャラクターになりたいんですよね」と答えているが、雑誌が発売された時は本家の東京メトロ側と商標権の協定中だった。
・しかしこれがかえって仇になり、協定交渉は決裂、2008年3月、東京地下鉄株式会社より商標権侵害で提訴される。賠償請求額は60万円。
・2008年6月14日から正式に「メトロポリちゃんV（ファイブ）」に改名。

というわけで、鉄ヲタだからメトロとかではなくて、むしろ鉄道関係なかったんですね。そしてそんな名前を名乗ってしまったがゆえに、「メトロのキャラクターになりたい」と思い、逆に奇しくも商標権で提訴されるとか非常に切ない話です…。。

・「メトロポリちゃん」の名付け親は訴訟された時の担当の弁護士で、「V」を付けたのは『ヌキ天』のイベントで、ブラザートムに勧められたことによる。東京メトロからも許諾を得たので、晴れて東京メトロ公認のアイドルとなった。自ら「メトロちゃん」と呼ぶと弁護士に怒られるらしく「メトコちゃん」なら大丈夫との事。

と、ちゃんと落とし所を見つけて和解したうえに公認してもらえてたとは！ネタ的に書かれていますがご苦労が忍ばれますねー。

・訴訟されたアイドル、略して「ソショドル」という言葉を流行らせようとしたが浸透せず、2009年からはアキバ系治療アイドル略して「ちりょドル」を流行らせようとしていたがこれも浸透せず、『笑っていいとも!』に出演した時は「ナスドル」、『不可思議探偵団』に出演した時には「ナースドル」と呼ばれる。
・2009年6月14日の改名1周年記念ライブで、更に新しい芸名を決める大喜利で「メトロ・デリカット」に決まったものの改名せず。その後「メトロ・デリカット」名義で出演するライブも増えたが、あくまでもメトロポリちゃんVとは別人という設定。

とはいえ、なかなか迷走気味ではあられるようです。。ネットアイドル、地下アイドルな方々は、ジャンルの開拓というのは結構重要なんだそうで、私のお知り合いのネットアイドルの方は、空いてる時間は占いを習いに行ったり雀荘に通ったりと、他でやってるアイドルがいない活動実績を作るのにお忙しいそうだったことを思い出します。

それはさておき、個人的には「メトロ・デリカット」の字面の良さにグッときましたが、またどっかに怒られそうだし、口に出すと言いづらいのが悲しいところです。字面だけだといいのに。メトロ・デリカット。